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makixxooが個人的に運営している天然石アクセサリのお店Drops of MOONでは、アクセサリや石のほかにも、以下のメニューがそろってます♪ * みちびきメッセージ・・・一歩踏み出すきっかけに * オーダーブレス・・・あなたのためのブレスレット * みちびきメッセージ + オーダーブレス・・・メッセージとブレスのお得なセット * ブレスレットのお医者さん・・・大切なブレスを生き返らせる * エンジェルリンク・・・天使たちとのコネクションを作ります
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天使とお茶会 第五夜
朝、9時にいきなり引越しが始まって、ばたばたしてました。
ええ、誰も、その時間までまさか引越しが行われるとは思っていなかったでしょう。
ほとんどお任せパックなので、自分のものの整理をしたら、後は、引越し屋さんにお任せ。
午後2時にはてもちぶたさん
になっていました。
そしたら、上の人が、「今日はもう帰っていいよ」って、3時ごろにお仕事終わり♪
いやぁ、思わず時間が出来た(予約投稿です)ので、やっと、お茶会に参加できます。
ルカさんの「天使とお茶会」は、もうすでに第六夜までリリースされていますが、私はまだ、第五夜
第5夜のURLはこちら。
以下は、私のイメージです。多少の脚色はご愛嬌ということで・・・
やってない方は(いるかな?)、やってからお読みになったほうが、先入観がなくていいかと思います。
相変わらず、長いです。興味ない方は、どうぞ、読み飛ばしてやってください。
んんんー、タイムリミットで、最期の方はコピペです。
ルカさん、ありがとう♪
扉を開けるとそこは、エキセントリックな空間です。
イメージは、エジプトに似ているかな?
たくさんの人でにぎわっていて、砂埃が凄い。テントの下では妖しげなものを売っていたり・・・・インディジョーンズとか、そういう映画に出てきそうです。
右手のほうでたくさんの果物を並べていた恰幅のいいおばさんと目が合いました。
「あんた、何ぼやぼやしてんだい? そんな真ん中に突っ立ってちゃ、みんなの邪魔だよ。もうちょっと、こっちに来な」
促されるまま、おばさんの店の天幕の下へ移動する。
「あんた、ここは初めてかい? 不思議な町だろう?」
「ええ・・・ここは??」
「ここは、果ての街さ」
「はてのまち・・・」
考える間も与えずにおばさんがコップに入った飲み物を強引に渡してきた。
「ささ、これ飲んで行きなよ。」
じっとみられているので、飲まないわけにはいかない。恐る恐る口をつけると、それは、甘酸っぱい懐かしい味のするジュースだった。
「飲んだね?」
となにかを含んだ笑みのおばさん。(飲んだなら、あたしの言うことを聞きな)目がそう訴えている。
「・・・それでだね。この道をまっすぐ行くと、街を出る門がある。その先の一本道をどんどん進んで、片付けてきておくれ」
(・・・なにが、『それでだね』だ最初からそのつもりだったのか・・・)
「片付けてって・・・なにを??」
「野暮なこと、聞きなさんな。いきゃわかるさ。・・・ほいっ、いっといで!」
かっかっか・・・と笑って、私はおばさんに背中を押された。
しょうがない。ジュースももらったし、他にやることがあるわけでもないので、おばさんの言うとおりにしてみよう。
と、街を抜け、門を出ると、目に飛び込んできたのはあたり一面の小麦畑。
風が吹く度に、さわさわと金色に波打つ。
どこかで小麦を刈っているのか、風に乗って、草のにおいもやってくる。
しばらく行くと小さな村があり、道は、さらにその向こうの小麦畑へと続く。
何度これを繰り返しただろう。
やがて村の向こうの小麦畑は、木々のうっそうと茂る森に変わり、道は、その中を縫うようにして伸びている。
行き交う人はだんだんと少なくなり、足元も、ただ、人が歩いた跡のような道に変わって来た。
森が途切れると、今度は、草がびっしりの草原。もはや、道と呼べるものは、よく確認しないとわからない。
時折風にあおられながら、それでも、足元の道をたどって行くと、小さな丘を越えた目の前には、海が広がっていた。
オレンジ色の太陽が、滴り落ちそうにして、海に沈んでいく。
その太陽に、周りの空気も、オレンジ色に染まる。
見ていると良くわからないが、数分前の状態と比べると明らかに、沈んでいる。
それに合わせて、周りの空気も、明度を失っていく。
私とセラは何も言わずに、太陽が沈む光景をじっと見守っていた。
まるで、目を離すと、ぽたんと落ちてしまうのではないかと心配そうに。
と、セラが、波打ち際で揺れている小さな船を見つけた。
「あれに、乗るぞ」
(ええっ?! あんた、大きなバッファローなのに、あんな小さい船に乗れるの??)
という疑問を口にする前セラはすたすたと歩き始め、器用に船に飛び乗って、うまくバランスをとっている。
私が乗ると、船はまるで待っていたかのように、静かに沖に向かって動き始めた。
沈んだ太陽を、追いかけるように、さっきまで太陽のいた方に。
いつの間にか寝てしまったのか、気がついたときにはもう夜が明け始めていました。
そして、目の前には島が現れていて、船は、そこの浜辺を目指しているようでした。
船を降り、島の中心部へ向かいます。朝露が木々の葉を濡らし、ひそやかな鳥の鳴き声が聞こえます。草木になっている実を朝食代わりに齧りながら、小さな獣道を辿っていくとひらけた場所に出ました。
目に飛び込んできたのは、いただきが雲に隠れているほど大きな樹。山よりもはるかに大きな樹が、聳え立っています。
「世界樹だ」
セラが、声を押し殺して言いました。
その樹からは、葉が舞い散っています。大きな樹ですから、無数の葉がまるで雪のように辺りを緑に染めていました。そう、まだ緑の葉が散っているのです。
これはどういうことだろう、気付けば鳥の鳴き声が全くしません。
そして、静寂を破るように唐突な獣の鳴き声がしました。
大気を引き裂くようなその声は、大樹の根元から聞こえたようです。
見ると、そこに樹の幹を食い荒らしている生き物がいるではありませんか。
大きな樹ですが、相当な部分がすでに失われています。
これでは、葉が散るのも無理はないでしょう。
そして、生き物はあなたに気付いたようでした。
黒い鱗、ギラギラした赤い目は邪悪に光り、牙は鋭く、滴り落ちるよだれが大地を焼いていきます。
それは大きな黒い竜でした。
街のおかみさんが「片付けてきておくれ」と言っていたのは、この竜のことだ。
「おいおい・・・たかがジュースいっぱいで、でかい竜を相手にしろってかぁ?」
(割に合わん)と思った瞬間、竜はこちらに気が付き、激しい吼え声をあげながら、飛び掛ってきました。その目にはもう、敵意しかありません。
「しょうがないなぁ・・・」
私は、意志の力でクリスタルの切れ味のよさそうな剣を作り、応戦しました。
戦は長く続きました。私は傷だらけで、やっと立っているような状態でした。が竜は弱った様子などありません。それどころか、ますます強くなったような気さえします。
と、竜が、その前足を大きく振り上げました。爪が引き裂こうと迫り来るのに、もう体が動きません。
目を固くつぶると、激しい衝撃が体を貫いて、悲鳴が聞こえました。
目を開けると、前足から血を流しながら悶える竜と、力なく地面に横たわるセラの姿。
慌てて駆け寄ると、その体は血まみれになっていました。
「いいか、よく聞け。・・・今わかった。あの竜を剣で倒すのは無理だ。・・・言霊をつかえ・・・」
荒い息の中から、セラがそう言った瞬間に、何か嫌な音がしました。目の前には、真っ赤な瞳。
竜が、無事な方の前足で何かを踏み潰しています。その足の下から流れ出す血。
それは、セラの最期でした。
無意識に後ずさると、竜が一歩を踏み出します。もう一歩後に下がると、また一歩竜が前に出ました。
どれほどそれを繰り返したでしょう。踏み出した足が崩れそうになり、慌てて後を見ると、地面がありませんでした。急な崖になっていて、もうこれ以上逃げ場はありません。竜は勝ち誇ったように、嫌な笑みを浮かべました。そう、哂ったのです。
私は、ぎゅっと強く目をつぶり、見開きました。
息を深く吸う。世界を揺るがすような咆哮をあげながら、竜が大きく口を開けて襲い掛かってきます。
「私は、あなたを受け入れます」
時が止まったようでした。全てがしんと静まりかえり、まるでこの世には私と竜しかいないようでした。
爪が、体を切り裂くのを遠く感じ、もう、痛みもありませんでした。
竜は、呆然としているようでした。爪についた、あなたの血を食い入るように見詰めています。
うろたえているようでした。驚いているようでした。
どれほど時が経ったのでしょう。
赤い目から、ぱたぱたと何かが落ちていきます。泣いているのだ、とあなたは薄れゆく意識の中思いました。黒い鱗が、白く光ります。竜の体から、まるで光が生まれていくようでした。悲しいけれど、嬉しさを少し含んだ泣き声をあげながら、竜は光の中消えていきました。
そして、私の記憶もまたその光に飲まれていきました。
目を開けて、一番最初に目に飛びこんできたのは見知らぬ天井。
「やっと目が覚めたようですね、よかった」
ここはどこだろう。自分は死んだのかな。
ぼーっとそんなことを考えていると、覗き込んでくる人物がいました。
背中に羽の生えたその天使は、あなたが目覚めた事に気付くと優しく微笑みました。
天使は、ウリエルと名乗りました。
戦の波動を感じて島を訪れ、倒れているあなたを見つけて介抱してくれたのです。
「死んだと思ったのに。」
そう呟くあなたに、ウリエルは言います。
「あなたの中に、異なる命を感じます。
その命があなたを生きながらえさせたのですよ。
黒い竜と、もう一つ、あなたにごく近しい命のようです。」
分かるでしょう?といいながら、ウリエルはあなたの胸を指差します。
二つの淡い光があなたの胸元で微かに光っていました。
その光は、静かにあなたの体に吸い込まれていきました。
怪我が癒えたあなたを、ある日ウリエルは島まで連れてきてくれました。
世界樹は甦っていました。
幹の傷痕は無残に口を開けていたけれど、それでも新たな命をつないでいました。
銀色の花が枝という枝を飾り、見事に咲き誇っていました。
「ありがとう、あなたのお陰で世界樹は護られましたよ。」
ウリエルの抱擁を、あなたは静かに受け止めました。
それに、とウリエルは続けます。
「闇の門が甦りました。」
そう言って、世界樹の根元を指差します。
そこには、人一人通れる大きさの穴がぽっかりと開いていました。
応援ぽちっ!
ええ、誰も、その時間までまさか引越しが行われるとは思っていなかったでしょう。
ほとんどお任せパックなので、自分のものの整理をしたら、後は、引越し屋さんにお任せ。
午後2時にはてもちぶたさん
になっていました。そしたら、上の人が、「今日はもう帰っていいよ」って、3時ごろにお仕事終わり♪
いやぁ、思わず時間が出来た(予約投稿です)ので、やっと、お茶会に参加できます。
ルカさんの「天使とお茶会」は、もうすでに第六夜までリリースされていますが、私はまだ、第五夜
第5夜のURLはこちら。
以下は、私のイメージです。多少の脚色はご愛嬌ということで・・・
やってない方は(いるかな?)、やってからお読みになったほうが、先入観がなくていいかと思います。
相変わらず、長いです。興味ない方は、どうぞ、読み飛ばしてやってください。
んんんー、タイムリミットで、最期の方はコピペです。
ルカさん、ありがとう♪
扉を開けるとそこは、エキセントリックな空間です。
イメージは、エジプトに似ているかな?
たくさんの人でにぎわっていて、砂埃が凄い。テントの下では妖しげなものを売っていたり・・・・インディジョーンズとか、そういう映画に出てきそうです。
右手のほうでたくさんの果物を並べていた恰幅のいいおばさんと目が合いました。
「あんた、何ぼやぼやしてんだい? そんな真ん中に突っ立ってちゃ、みんなの邪魔だよ。もうちょっと、こっちに来な」
促されるまま、おばさんの店の天幕の下へ移動する。
「あんた、ここは初めてかい? 不思議な町だろう?」
「ええ・・・ここは??」
「ここは、果ての街さ」
「はてのまち・・・」
考える間も与えずにおばさんがコップに入った飲み物を強引に渡してきた。
「ささ、これ飲んで行きなよ。」
じっとみられているので、飲まないわけにはいかない。恐る恐る口をつけると、それは、甘酸っぱい懐かしい味のするジュースだった。
「飲んだね?」
となにかを含んだ笑みのおばさん。(飲んだなら、あたしの言うことを聞きな)目がそう訴えている。
「・・・それでだね。この道をまっすぐ行くと、街を出る門がある。その先の一本道をどんどん進んで、片付けてきておくれ」
(・・・なにが、『それでだね』だ最初からそのつもりだったのか・・・)
「片付けてって・・・なにを??」
「野暮なこと、聞きなさんな。いきゃわかるさ。・・・ほいっ、いっといで!」
かっかっか・・・と笑って、私はおばさんに背中を押された。
しょうがない。ジュースももらったし、他にやることがあるわけでもないので、おばさんの言うとおりにしてみよう。
と、街を抜け、門を出ると、目に飛び込んできたのはあたり一面の小麦畑。
風が吹く度に、さわさわと金色に波打つ。
どこかで小麦を刈っているのか、風に乗って、草のにおいもやってくる。
しばらく行くと小さな村があり、道は、さらにその向こうの小麦畑へと続く。
何度これを繰り返しただろう。
やがて村の向こうの小麦畑は、木々のうっそうと茂る森に変わり、道は、その中を縫うようにして伸びている。
行き交う人はだんだんと少なくなり、足元も、ただ、人が歩いた跡のような道に変わって来た。
森が途切れると、今度は、草がびっしりの草原。もはや、道と呼べるものは、よく確認しないとわからない。
時折風にあおられながら、それでも、足元の道をたどって行くと、小さな丘を越えた目の前には、海が広がっていた。
オレンジ色の太陽が、滴り落ちそうにして、海に沈んでいく。
その太陽に、周りの空気も、オレンジ色に染まる。
見ていると良くわからないが、数分前の状態と比べると明らかに、沈んでいる。
それに合わせて、周りの空気も、明度を失っていく。
私とセラは何も言わずに、太陽が沈む光景をじっと見守っていた。
まるで、目を離すと、ぽたんと落ちてしまうのではないかと心配そうに。
と、セラが、波打ち際で揺れている小さな船を見つけた。
「あれに、乗るぞ」
(ええっ?! あんた、大きなバッファローなのに、あんな小さい船に乗れるの??)
という疑問を口にする前セラはすたすたと歩き始め、器用に船に飛び乗って、うまくバランスをとっている。
私が乗ると、船はまるで待っていたかのように、静かに沖に向かって動き始めた。
沈んだ太陽を、追いかけるように、さっきまで太陽のいた方に。
いつの間にか寝てしまったのか、気がついたときにはもう夜が明け始めていました。
そして、目の前には島が現れていて、船は、そこの浜辺を目指しているようでした。
船を降り、島の中心部へ向かいます。朝露が木々の葉を濡らし、ひそやかな鳥の鳴き声が聞こえます。草木になっている実を朝食代わりに齧りながら、小さな獣道を辿っていくとひらけた場所に出ました。
目に飛び込んできたのは、いただきが雲に隠れているほど大きな樹。山よりもはるかに大きな樹が、聳え立っています。
「世界樹だ」
セラが、声を押し殺して言いました。
その樹からは、葉が舞い散っています。大きな樹ですから、無数の葉がまるで雪のように辺りを緑に染めていました。そう、まだ緑の葉が散っているのです。
これはどういうことだろう、気付けば鳥の鳴き声が全くしません。
そして、静寂を破るように唐突な獣の鳴き声がしました。
大気を引き裂くようなその声は、大樹の根元から聞こえたようです。
見ると、そこに樹の幹を食い荒らしている生き物がいるではありませんか。
大きな樹ですが、相当な部分がすでに失われています。
これでは、葉が散るのも無理はないでしょう。
そして、生き物はあなたに気付いたようでした。
黒い鱗、ギラギラした赤い目は邪悪に光り、牙は鋭く、滴り落ちるよだれが大地を焼いていきます。
それは大きな黒い竜でした。
街のおかみさんが「片付けてきておくれ」と言っていたのは、この竜のことだ。
「おいおい・・・たかがジュースいっぱいで、でかい竜を相手にしろってかぁ?」
(割に合わん)と思った瞬間、竜はこちらに気が付き、激しい吼え声をあげながら、飛び掛ってきました。その目にはもう、敵意しかありません。
「しょうがないなぁ・・・」
私は、意志の力でクリスタルの切れ味のよさそうな剣を作り、応戦しました。
戦は長く続きました。私は傷だらけで、やっと立っているような状態でした。が竜は弱った様子などありません。それどころか、ますます強くなったような気さえします。
と、竜が、その前足を大きく振り上げました。爪が引き裂こうと迫り来るのに、もう体が動きません。
目を固くつぶると、激しい衝撃が体を貫いて、悲鳴が聞こえました。
目を開けると、前足から血を流しながら悶える竜と、力なく地面に横たわるセラの姿。
慌てて駆け寄ると、その体は血まみれになっていました。
「いいか、よく聞け。・・・今わかった。あの竜を剣で倒すのは無理だ。・・・言霊をつかえ・・・」
荒い息の中から、セラがそう言った瞬間に、何か嫌な音がしました。目の前には、真っ赤な瞳。
竜が、無事な方の前足で何かを踏み潰しています。その足の下から流れ出す血。
それは、セラの最期でした。
無意識に後ずさると、竜が一歩を踏み出します。もう一歩後に下がると、また一歩竜が前に出ました。
どれほどそれを繰り返したでしょう。踏み出した足が崩れそうになり、慌てて後を見ると、地面がありませんでした。急な崖になっていて、もうこれ以上逃げ場はありません。竜は勝ち誇ったように、嫌な笑みを浮かべました。そう、哂ったのです。
私は、ぎゅっと強く目をつぶり、見開きました。
息を深く吸う。世界を揺るがすような咆哮をあげながら、竜が大きく口を開けて襲い掛かってきます。
「私は、あなたを受け入れます」
時が止まったようでした。全てがしんと静まりかえり、まるでこの世には私と竜しかいないようでした。
爪が、体を切り裂くのを遠く感じ、もう、痛みもありませんでした。
竜は、呆然としているようでした。爪についた、あなたの血を食い入るように見詰めています。
うろたえているようでした。驚いているようでした。
どれほど時が経ったのでしょう。
赤い目から、ぱたぱたと何かが落ちていきます。泣いているのだ、とあなたは薄れゆく意識の中思いました。黒い鱗が、白く光ります。竜の体から、まるで光が生まれていくようでした。悲しいけれど、嬉しさを少し含んだ泣き声をあげながら、竜は光の中消えていきました。
そして、私の記憶もまたその光に飲まれていきました。
目を開けて、一番最初に目に飛びこんできたのは見知らぬ天井。
「やっと目が覚めたようですね、よかった」
ここはどこだろう。自分は死んだのかな。
ぼーっとそんなことを考えていると、覗き込んでくる人物がいました。
背中に羽の生えたその天使は、あなたが目覚めた事に気付くと優しく微笑みました。
天使は、ウリエルと名乗りました。
戦の波動を感じて島を訪れ、倒れているあなたを見つけて介抱してくれたのです。
「死んだと思ったのに。」
そう呟くあなたに、ウリエルは言います。
「あなたの中に、異なる命を感じます。
その命があなたを生きながらえさせたのですよ。
黒い竜と、もう一つ、あなたにごく近しい命のようです。」
分かるでしょう?といいながら、ウリエルはあなたの胸を指差します。
二つの淡い光があなたの胸元で微かに光っていました。
その光は、静かにあなたの体に吸い込まれていきました。
怪我が癒えたあなたを、ある日ウリエルは島まで連れてきてくれました。
世界樹は甦っていました。
幹の傷痕は無残に口を開けていたけれど、それでも新たな命をつないでいました。
銀色の花が枝という枝を飾り、見事に咲き誇っていました。
「ありがとう、あなたのお陰で世界樹は護られましたよ。」
ウリエルの抱擁を、あなたは静かに受け止めました。
それに、とウリエルは続けます。
「闇の門が甦りました。」
そう言って、世界樹の根元を指差します。
そこには、人一人通れる大きさの穴がぽっかりと開いていました。
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